先日、「将棋のまち高槻」にて、日本将棋連盟棋士・船江恒平七段をゲストに迎え、第2回目となる「将棋式組織開発セミナー」を開催しました。

運営メンバーに支えてもらい、さらに参加者の皆さまの前向きな姿勢に刺激を受けながら、日本の伝統文化である「将棋」を活用し、
- ウェルビーイング
- 健康経営
- 介護離職防止
- 組織開発
- リーダーシップ
- チームワーク
- ビジネススキル
など、多様なテーマを楽しく真剣に学ぶ時間を共有しました。
将棋の経験がまったくない方から上級者の方まで、棋力の異なるメンバーが集まる中、まずは理解しやすい変則将棋(『どうぶつしょうぎ』と『5五将棋』)で感覚をつかんでいただきました。
そのうえで、4対4のリレー形式による『本将棋チーム戦』に挑戦。
限られた制約の中でそれぞれが最善を尽くし、会場は一気に緊張感に包まれ、勝負は大熱戦となりました。
対局後は緊張がほどけ、プロ棋士による丁寧な棋譜の再現と解説もあり、落ち着いて自分の思考を振り返る時間に。
参加者の皆さまにとって、学びや気づきが大きく深まる機会になったようです。
自分を含め、チーム全体が目的を見失ってしまっていた。
それは、自分の所属する組織で起こるようなトラブルに酷似していたので、仕事においても視野が狭くなっていることに気づいた。
現場(盤上)だけではなく、チームメンバーの状態にも目を向け、自ら行動するのか、自らリーダーに声をかけるのかなどを、あらためて考える機会になった。
参加者には『将棋』を活用したビジネスの模擬体験していただきました。
対話・先見・連携を通してリーダーシップを育み、戦略的思考や大局観といったビジネスセンスを、さまざまな将棋のスタイルで磨いていただく内容です。

新しい学びの体験として、多くの方にご好評をいただきました。
事前には
- 「まったく将棋を知らないのですが大丈夫ですか?」
- 「正直、将棋にはあまり興味がなくて…」
といった声もありましたが、当日はそれらを大きく覆すかのように、
- 「そんなことを言って申し訳なかった」
- 「思っていた以上に面白い!」
- 「将棋がわからない人こそ刺さる内容」
- 「チームがうまく回っていない、部下やメンバーの活かし方に悩んでいるリーダーにおすすめ」
というようなご感想が寄せられ、運営側にとっても貴重な経験となりました。

お願いしなくても学びのSNSシェアが自然と生まれ、想像を超える成果があったことをとても嬉しく感じています。
今回いただいた反応を励みに、内容をさらに磨き、次回はより多くの方にご参加いただける場をつくっていきたいと思っています。
お越しくださった皆さま、一緒に貴重な時間を育んでいただき、本当にありがとうございました。
